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NEMについて簡単にまとめた

2018/5/25

 

今回、仮想通貨の一つであるNEMについて簡単にまとめました。

■概要  
NEMはProof of Importance(POI)というアルゴリズムをもつ仮想通貨。  
NEMのプラットフォームで使用される通貨がXEM。  
ビットコインではブロックの生成(取引の承認)を「マイニング」というが、NEMでは「ハーベスティング」いう。  

ハーベスティング  
NEMで、取引承認をすることをハーベスティングという。  
ハーベスティングした人に報酬が支払われる。  
取引承認をする権限やその報酬領はPoIスコアを元に決まる。  
権限を持った人がハーベスティングを行うことができ、その報酬としてXEMが与えられる。XEMはすでに上限の約90億コインまで発行が終わっているので、取引承認の報酬は、採掘されたコインではなく、「取引手数料」が報酬として支払われる。  
今回はハーベスティングの方法は省略。  

■PoI  
PoI(Proof-of-Importance 直訳:重要度の証明)はNEMが採用している仕組み。  
XEMの取引量や保有量などからスコアリングされ、スコアを元に取引承認を行うための権限や、報酬額がきまる。  
全ての人に平等に利益を得る機会を与えていることから、富の再分配と表現されている。  
今回はスコアリングの詳細は省略する。

NEMのメリット  
・承認スピード  
bitcoinが承認に10分程度かかるのに対して、NEMは約1分  
  
・平等な報酬制度  
PoIに記載のとおり、全ての人が平等に利益を得る機会をもつ。 
これはPoWやPoSなど資産を持つひとがさらに資産持つことになる仕組みより  
  
トークンを発行できる  
NEMの技術を元に独自のトークンを発行できる。これはNEMの価値を高める。  

NEMのデメリット  
ハーベスティングの報酬が少ない。  
新規発行がなく、1分で承認(ブロックの生産)されるのでブロックに含まれる手数料も少ないため。  
  

■まとめと今後の展望  
NEMは非常に優れたアルゴリズムを持つ仮想通貨である。  
現在価格が落ち込んでいるのはNEMそのものに問題があるというより、coincheckの流出事件や仮想通貨全体のトレンドによる影響が大きい。  
NEM自体の仕組みはbitcoinにも勝るものであると考える。  
これからNEMの価値を高めるには、世間への利用を広めていくことが大切である。